愛玩動物飼養管理士
昨日、今年の冬に少し書いていた、「愛玩動物飼養管理士」の資格取得に向けて
資格取得には必須で参加しなければならない、スクーリング(講習会)に行ってきました!
これは午前10時〜17時前まで、がっつりある授業です_φ( ̄ー ̄;; )
大阪梅田の研修施設にて1限〜6限まで講義がされます。
この1週間とっても疲れていたので、大丈夫かと心配していましたが、意外と話が興味深いこともあったため、寝ずにフルで聞いてきました!
「あーたーりーまえーにゃっ!」
みーすけさん。そのとおりですw
講師は獣医師さんがメイン。あとは元公務員で実際にペットの殺処分を担当された経歴をお持ちの方もいらっしゃいまいました。
動物に対する見方の変遷なども学びました。すこーーし教わったことをおすそ分け。
もともとキリスト教の元の ヘブライ思想の旧約聖書で、「動物たちは人間のためにあるものなので、すべての生きて動くものは人間の食料とするがよい」とし、人間に動物の食用を認めました。
その基本的な考え方が何世紀も続きます。
そして、「我思うゆえに我あり」で有名な哲学者のデカルト。
彼は、「動物機械論」を唱え、「動物は自動機械である」 としました。
動物には言葉がないから理性がない→だから痛みを感じない と。
ドアが「ぎぎー」と鳴るのと、動物を虐待して「キャン」というのはイコール というわけです。
その後、18世紀、イギリスでは産業革命がすすみ、産業動物の使用の増加、娯楽としての動物虐待も増えました。
「ブル・ベインティング」これは、イギリスで一般的にとっても流行した遊び。
ブルドッグのような鼻先が短く、噛む力が強く一度噛んだら離さない犬に、牛の鼻をかみつかせて、痛がる様子と噛み付く光景を楽しむという娯楽です。
牛はもちろん、犬に対しても動物に対する扱いではありませんよね。本当に、聞いていて辛かった。
こういったことに、NO を唱える人が出てきてだんだんと「いけないことだ」となり、現在に至ります。
また、動物感の形成に風土が影響を与えているという考え方もあるそうです。
砂漠型(アフリカやアラビア):厳しい自然条件のもと、動物を敵対するものとして考える
牧場型(ヨーロッパ):穏やかな自然のもと、動物は支配できるもの と考える
モンスーン型(アジア):四季があり、自然の恵みは豊かだが自然の脅威も多い
自然に加え動物に対しても受け身 の考え方。
日本はモンスーン型にあてはまります。仏教の観点から、輪廻転生など人間は動物に生まれ変わる という考え方もありますよね。でもヨーロッパやアフリカでは人間と動物は完全に別物 なわけです。
その証拠に、日本の昔話では鶴の恩返し など、人間が動物に生まれ変わるといった話も多いですが、ディズニーやグリム童話では、あまりありません。あっても、人間が罰として動物に変えられてしまう というケースが多いと思います。
なるほど。
講義では考えさせられたことがたくさんありました。書きたいことがもう少しだけあって、ごめんなさい;明日ももう少しだけこのお話、続けさせてください。